くまーじょ様の辛口！コスメ裁判所「コスメデコルテ　フィトチューン　ホワイトニング　ソフナー　ER（美白乳液）」

★コスメデコルテ　フィトチューン　ホワイトニング　ソフナー　ER（美白乳液）です。


 

コスメデコルテの・・・美白乳液です！

このラインの特徴は、洗顔後の化粧水をつける前に、ソフニング（柔軟）の乳液を先に使うって事ですね。

さて、この乳液・・・女性誌のMAQUIA（2016年8月号）で特集していた、2016年上半期ベストコスメ　乳液部門で3位に入っていました。

ちなみに、美的（2016年8月号）は、乳液部門の4位です。

うん、なかなか各メディアの評価がイイですよね。

その、MAQUIAの選考理由を見ると・・・

「柔らかく、明度の高い肌が手に入る」
「夏肌バランスを美白しながらチューニング」
「オイリー肌には願ったり叶ったり」

とのこと。

エアコンなどで、調子をくずしがちな肌を整えてくれる、ってのが高評価の理由みたいです。

一応、メーカーの売りを公式ページで確認すると・・・

「ビタミン・ミネラルを豊富に含むハイビスカスの花を発酵させたエキス。」
「紫外線を浴び続けていないのに、増え続けるシミ・くすみ・赤みなどの色ムラに着目。」
「紫外線ダメージを受けて硬く、くすみがちな肌にもスムーズに浸透。」

だそうです。

あー、美白乳液と言うだけに、夏を意識した商品なんですね。

では、乳液先行タイプならではの「美白」と「肌の柔らかさ」の表現を中心にチェックしましょう。

お値段は、200mlで5,000円（税抜）（ 110mlで3,000円（税抜））なので、ブランド物としては手が出しやすいですね。では、成分から見て参りましょう。

あ、ちなみに今回のは、2種類あるうちの、「ER(よりしっとりタイプ)」です。


 

やはり・・・「乳液を化粧水の前に使う」というのが初めてだと、少し戸惑いますね。

「ソフナー」の名の通り、肌を柔らかくする作用があると信じて、洗顔直後に付けてみました。

乳白色の、緩いトロトロのテクスチャーです。

肌にのせた瞬間、フワッと強めのエタノールの臭いがして、スーッと冷たさを感じます。

個人的には、エタノールの強い商品は、刺激が強過ぎて肌が荒れやすいため、あまり好きではありません。(^^;)

成分表を見て、含有量が多そうだと反射的に避けてしまいます。


 

夏場ですと、冷たくて気持ちは良いのですが。

しばらくして、エタノールが落ち着くと・・・パウダリーな、柔らかい香りが徐々に漂います。

昔ながらの、化粧品の臭いというイメージですね。

私は嫌いではありませんが、人によっては古臭さを感じてしまうかもしれません。

乳液自体の伸びは良く、10円玉くらいの大きさで、十分に顔全体に塗り伸ばせます。

コストパフォーマンスは良さそうです。


 

浸透は遅いので・・・そこそこ時間がかかりますね。(^^;)

なかなか入っていかず、肌の上に白く残るので、気長にマッサージしながら馴染ませてみました。

ヌルヌルとした感触で、油分が多めです。

こんなに浸透に時間がかかるのなら、やはり先に化粧水をつけた方が良いのでは？と勘繰りながらも、ようやく馴染んだ肌を触ってみると・・・なるほど、フカフカと柔らかくなっていました！(^O^)

キメがきれいに整って、ツヤツヤしています。

多少ペタペタと、べた付きが残る感覚はありましたが・・・その後に、化粧水をつけると解消されたので、気になるほどではありませんでした。


 

いつもだったら、洗顔後、肌が乾きはじめる前に早く化粧水を塗って、化粧水が乾く前に早く乳液やクリームを・・・と、焦りながらケアしていましたが、最初に乳液をつけておくと、油分を補給できるので何となく安心感はありますね。

肝心の、化粧水の浸透具合ですが・・・乳液の後だから劇的に早い！というわけではありませんでした。(・_・)

試しに、別の日に、①化粧水→②乳液の順でもつけてみましたが・・・まあ、浸透力や保湿力は同じ印象ですね。

強いて言えば、①乳液→②化粧水の方が、べた付きは少ない気はします。

で、ひと晩置いてみた肌状態ですが・・・油分が多めなだけあって、ほとんど乾燥はしていません。

うるおいは、かなりキープできていますし、皮脂量はいつもと変わらず、嫌なベトツキはありませんでした。


 

ハリや毛穴の開きに関しては、特に目立った変化はないようです。

商品名が「ホワイトニング」なので美白効果を一番期待していたのですが・・・こちらは正直、即効性はありませんでした。(・_・)

美白もののスキンケアで、すぐに効果が実感できるものは、肌のキメや水分量が整って光反射が良くなることで、明るさや透明感が増すものが多いように思うのですが・・・こちらの商品では、そういった変化は見られませんでした。

付けた直後に感じた、肌のふっくら感も、あまり持続性がないようです。

説明書きを見ると・・・シミ、ソバカスの予防の方に力を入れているようですので、長く使っていくうちに美白が叶うのかもしれません。

総合的に見て感じたのは、こちらのシリーズは乳液、化粧水、クリームと、ラインで使ってはじめてケアの効果を発揮するものだということです。


 

乳液単体での実力はというと、「これでなければ！」という決定打に欠ける感じです。

確かに保湿力はそこそこあるし、肌の柔らかさも増します。

しかし、例えば「化粧水は切らしても、この乳液だけは欠かせない」と思えるほどの魅力は、見い出せませんでした。

エタノール臭以外は、悪い印象は受けなかったのですが・・・これといった驚きや感動がなく、わざわざ買いたいと思うだけの特徴がありません。(^^;)

まあ、このブランドの化粧水とクリームを気に入って使っているのであれば、一緒に使う方がなお良いかな～、というくらいの結論でしょうか。

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